3年がかりのFP試験~勉強法~

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こんにちは、FPのたけです。

今回は、これまでのFP試験の総括として、せっかくならブログに書き起こそうと思った次第です。

このような合格体験談は色んな方が書いていますが、あくまでも筆者目線での感想や考え方をもとにお話しできればとおもいます。

私が受験の計画を立てるとき、この誰かの合格体験談というのはとても参考になっていました。合格の確率を高めようと、色んな方のブログを見に行っていました(笑)

そんなこんなで‥これからFPを受験される方や、FPを目指しているどなたかの役に立てれば嬉しいです。

 

FPには国家資格と民間資格の大きく2つに分かれています。

★国家資格 ファイナンシャルプランナー(FP)1~3級

☆民間資格 AFP・CFP

ざっくりこんな感じになります。

ご存知の通り、国家資格は国の資格なため、一度合格すれば生涯の資格となります。

一方FPの民格資格は、日本FP協会というNPO法人が運営していますので、一定の条件下で更新をしなければ剥奪されてしまいます。

これに関して結論からお伝えすると、日常的に仕事でFPの知識を使う機会がある場合や、これからFPを目指す方などにとっては、民格資格を取得する価値は大いにあるのではないかと思います。

反対に、お金の勉強をして日常生活に役立てたい方や、教養(マネーリテラシー)を高めるために受験される方は、国家資格のみの挑戦で充分ではないでしょうか。

理由としては、民間資格へ登録するまでに多少の労力が必要なのと、FP協会の入会費、その他年会費がかかるためです。(現在の年会費:AFP→12,000円 CFP→20,000円)

日本FP協会に登録すると、毎月FPジャーナルという冊子が送られてきます。また、地域ごとのコミュニティにも参加できます。

なので、FPの知識が業務に直結する方にとっては、まさに情報の宝庫であることは言えそうです。

 

この辺は、その方の状況によって決めれば良いと思います。

 

ただ、FP資格を通してお金の色んな分野の体系的な学びができますので、今後の生活で必ず役に立つ場面が来ると思います。特にお金の知識は知っていると状況を有利に進めることが、きっとできるはずです。

 

筆者自身、約3年かかりました 3級→2級→AFP→CFP→1級

このように進んできました。目的として【FPとして活動したい!】という気持ちがあったため、このような民間資格を取得するルートで進みました。

3級 

お金の基礎知識と、教養が身につく。お金の世界では専門用語がたくさん出てくるが、理解できるようになる。日常生活で簡単に人に伝えられるようになる。

例えば、相続時の非課税計算や、保険の種類は何があるか、年金の仕組みなど学ぶため、いざというとき知識を引っ張り出すことができるはずです。

2級

お金の基礎知識に応用知識も身につく。2級テキストを手に取った方は何じゃこりゃ?というような用語に遭遇する可能性あり。日常生活で他の人に細かい部分まで説明できるようになる。

仕事がFPに関係ない方は、2級までとれば正直充分だと思います。

FP2級+何かの専門知識があれば、より説得力が増して良いと思います。お金の知識は、一通り学ぶので身近な人にアドバイスできるはずです。

注意点としては、2級の場合は実務経験が2年(確か)あれば、3級を受けずに受験資格があります。

3級から2級へとステップアップする場合は、基礎知識があるので対応できるかとは思いますが、2級から受ける方は、いきなりの専門用語に戸惑うことがあるかもしれません。
この場合、あまり気にせず問題を解いていけば、いつの間にか用語にも慣れてくるはずです。

1級 学科試験

とても難しいです。テキストを見たことがありますが、1問1問ごと細かい論点が聞かれるようです。難しい回のときは、合格率が一桁台のときもあります。

筆者は、CFPルートで受けたので、1級の学科は免除でしたので受けていませんが、1級学科ルートで挑戦される方は、それなりの覚悟が求められる試験だと考えます。

1級 実技試験(1級学科試験パスorCFP6科目パスが受験要件)

平均合格率は80%以上と高いです。ただし受験料が20,000円と高いです。一科目の試験では、筆者が受けてきたこれまでの試験の中で一番高かったです(笑)

 

試験対策としては、FPK研修センターさんが出している緑本を購入して勉強しました。

1級実技のテキスト自体があまりないようです。試験会場ではこの緑本を手に取って見直しされている方がほとんどの印象でした。

筆者は2021年の11月の実技試験を受けたのですが、とても難しく感じました。正直これに関しては自身の実力不足ですが、緑本テキストで対応することができないように感じました。

解答速報を見ながら自己採点をしたら、計算問題(特に保険証券の金額を求める問題)が3問でたのですが、まさかの全問ミス‥

他にも間違えている箇所が割とあり、正直落ちたなと思っていました。

がしかし、運が味方に付いてくれたのか合格の文字がありました。後で見ると2021年度は合格率が93%でした。

論述だけはしっかり緑本を使って事前対策をしていたので、情状酌量があったのかもしれませんね‥

CFP

CFPを受験される方にとって最初の課題は、「どの教科から取り組んでいくか」だとおもいます。

結論から言うと、タックスは最初にすべきだと感じました。タックスを先におさえることで、他の5教科に結びつけることができるためです。タックスの知識は、他教科の計算を要する問題に役立ちます。

それ以外は、正直人によるとおもいます。あまり参考にならずにすいません‥

筆者は、2~3科目ずつ受けましたが、科目合格をしてモチベーションアップさせるために好きな教科(したい教科)から取り組んでいきました。

その他の教科は、不動産×相続は、法律部分がかぶるため相性が良いのは確かにあるとおもいます。

これに関しては筆者自身も、色んな方の受験体験談のブログやYouTubeを参考にしながら考えました。

一般に皆さんが言われている難易度(6教科順)に並べると簡単なものから

(易)相続・事業承継→リスクと保険→タックス→ライフプランニングリタイアメント→不動産運用設計→金融資産運用設計 (難)

という意見が多かった印象でした。

正直、この難易度は人によって違うとおもいます。単純に、得意不得意があるためです。筆者自身も難易度が上の順だとは感じていません。

ただし、やはり皆さん助言のとおり、金融資産運用設計は別格の難易度でした。後一点足りていなければ落ちていました。

テキスト(参考書)は、新しく買わずにFP2級の時のテキストを使い続けました。

テキスト自体は、正直そこまで大切だとは思えず、それよりも問題集の方が何倍も大切だと感じました。2級のテキストでも充分対応は可能だとおもいます。

問題集は、FPK研修センターさんが出版している、CFP精選過去問題集を使用しました。

これは余談ですが、不動産運用設計の科目は一度落ちました。悔しくてFPK研修センターの講習を東京まで受けに行きました。そこで、講師だった先生がFPK研修センターの社長さんで、未来のFPを育成していると熱いお話をお聞きすることができました。

社長でありながら、個別にも分からない問題にもしっかりと対応してくださり、受験テクニックなども教えていただきました。回し者ではありませんが、非常に好感の持てる会社でした。

何の試験でもそうだと思いますが、試験でつまずいた時は、プロの方に頼るというのも良いお金の使い方=(自分への投資)だと肌で感じることができました。

もちろんFP試験でも、サポートしてくれる会社さんはいくつかあるようなので、どうしても‥という場合は是非検討されてみてはいかがでしょうか。

これは長年FP業界で尽力されてこられた方から教えていただいたのですが、対CFPにきっと役立つプレミアムシートです。(笑)※Excelです。

CFP合格解答用紙

使い方としては、過去問をこの紙を使って解いて、間違った問題はどこで間違ったかを右側の説明欄に書きます。

そうすることで、自分の弱点の分野がより明確に分析できます。特に、時間のない方にとっては大きな時間短縮を図れると思いますので!

FP試験の対策

とにかく過去問を周回する(1番合格に効率的な方法で、時間を測るとさらにいいです)

・なるべく図を書いて覚えるようにする(6つの係数、元本均等や元利均等など)

電卓は良い物を使う(使いやすくブラインドタッチがしやすいもの)※必ずMR機能付きのもの

あとは、とにかく受かった後のことを思い浮かべたり、取得後に資格をどう役立たせるかをイメージすることができればほぼ勝ったといってもいいでしょう。

最後までご覧くださりありがとうございました。FP試験を受けられる方、心より応援しています。お問い合わせ | FPの流儀

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