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こんにちは。FPのかずです。
今回は、プルデンシャル生命の営業マンの営業トークについて簡単に紹介したいと思います。
今、まさにプルデンシャル生命から保険を勧められている方、契約しちゃったけどこれでよかったのかなと考えている方など、参考になれば幸いです。
そもそも、なぜ私がプルデンシャル生命の営業マンや保険商品について記事を書いているかと言うと、単純にプルデンシャルの営業トークにはある程度パターンがあり、それを知っていることで過剰な保険商品を買われてしまう方が少しでも減ってほしいと思っているからです。
私は、社会人1年目でプルデンシャルの営業マン(正しくはライフプランナーと言うそうです。)から終身保険を買い、そしてその数年後、保険代理店FPから終身保険と変額保険を買ってしまうという痛い経験があり、その経験がどこかで活かせればいいなと考えています。お金について真剣に勉強したことで、今はもうどちらも解約しましたが、数十万円の損切となってしまいました。
さて、前置きが長くなりましたが、つい先日も大学時代の友人がプルデンシャルに転職し、保険の営業を受けてきました。そこで、感じたのが、プルデンシャルのセールストークはかなりパターン化されているという点です。
大まかにこんな感じです。
1.プルデンシャルの説明。千代田区永田町の本社ビルの写真を見せられ、国会議事堂の隣で仕事をしている。預かり金額は世界でも有数である。
⇒自社がいかに巨大で信用のおけるところであるかの説明
2.日本の生命保険会社が主力として販売している、「定期保険特約付き終身保険」の徹底的な批判。
⇒日本人の多くはこのタイプの保険に入っているので、焦りを感じさせたいのでしょう。ちなみにこの保険は、俗に言う生保レディから買った人はこのタイプの保険が多いと思います。死亡保障に三大疾病、高度障害にあれやこれと保障がてんこもりのやつです。また機会があれば解説したいと思います。
3.大まかなライフプランの聞き取り。そこでいくらお金がかかるのか計算します。
⇒将来の金銭的不安をリアルに感じさせる。
4.オーダーメイドのプランの提示
⇒実際は、オーダーメイド言いつつ、既製品の金額調整です。つまり、「ドル建て終身保険」という商品の、保険金額を10万ドルとか、3万ドルと言ったように金額を調整しているだけです。
ざっくりとこんな感じです。
その話の中で、営業マンは恐ろしいほどに、客の意見に同意しあたかも賛同してるかのような素振りを見せます。そして付け加えるかのごとく意見を述べ、保険商品へ緩やかに誘導してきます。これはYESーAND話法と言うみたいですね。
そして、時折、他社のうるっと来るようなCMを見せて家族の繋がりを強調したり、客自身の親、兄弟、配偶者、子などへの感謝していることを言わせてみたりと、あの手この手で好感度を上げてきます。
その後、ついに保険商品を提示され、「これであなたに万が一のことがあっても、弊社プルデンシャルが、いや、私があなたの家族を一生サポートします。」と言ってくるのです。
本当に素晴らしいです!!人間の心理や思考を的確に突く戦略。これ考えた有識者の方ほんとに凄いなと思います。
何より、プルデンシャルの営業マンは本当に優秀な方ばかりだと思います。実際ヘッドハンティングで採用さているそうですし、話の引き出しも多く、コミュニケーションスキルは極めて高いと思います。それにパリッとしたオーダーメイドと思われるスーツに身を包み、ネクタイ、靴、時計など・・・外見も完璧すぎます。売っている商品が保険なだけで、何を売らせてもバリバリ売れるだろうなと思うほどです。
しかし、冷静に考えてみてください。営業マンや戦略は完璧でも商品は実はそんなにいいものではないと言えます。単純に保険料が高いです。同じ保証をネットで一括検索してみると分かりますが、プルデンシャルの商品はコスパが悪いです。
例えば、収入保障保険で比較すると
SOMPOひまわり生命、FWD富士生命のものでは、非喫煙健康体で、30歳男性で月10万給付のもので約1,800円で入れるのに対して、
プルデンシャルは約3,600円! 単純に1,500円以上差があります。
※支払い条件など詳細な部分は異なります。
30歳~60歳まで払うとすると なんと540,000円の差に!
どちらも掛け捨てなので、安い方がいいのではないでしょうか。
結論、プルデンシャル営業マンが、自慢のトークを始めてきたら、「私は敵の戦略にハマりつつあると自分に言い聞かせましょう!」プルデンシャルを断るときは「私にはこの金額は高くて払えない。」と言ってお断りしましょう。
さらに言うなれば、プルデンシャルの営業マンは一生サポートしてくないことが多いです。離職率が大変高いそうで、以前の私の担当も突然辞めました(笑) 一番強調していた部分があっさり裏切られる・・・。ちょっと悲しくなりました。
保険は、所詮保険です。感情ではなく、数字や保障内容、金額で選びましょう。
本当にプルデンシャル生命を活用している人は、保険商品よりも、担当営業マンの人脈など活用しているものと思われます。実際、私にも「色んな職種の人を紹介できる」と言われましたから、そこをビジネスチャンスに活かせる人にとっては、いい保険なのかもしれません。
とは、言えど、多くの人は、保険は保険でしかありません。保険は仕組みが難しいものが多いですし、比較検討は一人では大変かもしれません。そんな方は、保険の無料相談所に行ってみましょう。そこで丁寧に教えてもらい、疑問を全部解決してください。
そしてインターネットから申し込んでください。代理店で申し込むと手数料の高い保険を買わされることになりますから。