【 新NISA 戦略どうする?】クレカ積立の上限が10万円に増額!

資産形成

新NISA で長期の資産形成を

目安時間:約2分半
【この記事でわかること】
① 新NISA 活用の幅は広い
② クレカの毎月積立の上限額5万→10万
③ 金融庁も 新NISA に本気

毎月、各FPがオンラインで集結するFPトークセッション。今回のテーマは 新NISA について(※動画は約1時間)


新NISAをどのように使っていこうかと、悩んでいる方もいらっしゃるのではないでしょうか。
私自身もあれこれ 新NISA の戦略について考えていたのですが、中々決まりませんでした。
今回のFPトークセッションでは、 新NISA をどのように活用するべきなのか現役FPの皆さまのご意見もお聞きできたので、共有させていただきます。
ぜひ、来年の 新NISA に向けた戦略を立てるうえの参考にしてもらえれば嬉しいです。

「つみたて投資枠」と「成長投資枠」の2つ

新NISA では、つみたて投資枠と成長投資枠の2つの枠があります。

出所)金融庁 「 新NISA のポイント」

・つみたて投資枠(※つみたてNISAの進化版だと考えましょう)
つみたて投資枠では、つみたて投資用の商品しか購入することができません。
非課税枠:年間最大で120万円まで(全部で600万円)
・成長投資枠(※一般NISAの進化版だと考えましょう)
成長投資枠では、まとまった資金を使って商品の一括投資が可能な枠のことです(積立商品・上場株式・ETFなどが購入できる)
非課税枠:年間最大で240万円まで(全部で1,200万円)
→成長投資枠はつみたて投資の商品も購入可能です。
新NISA では、この「つみたて投資枠」と「成長投資枠」の2つの枠の併用が可能となります。
そのため、これまで以上に非課税枠を使えるようになるため、投資の選択肢が大幅な増えるのです。
これまではどちらかのNISAを選んで投資していた方にとっては、どうしよう。という気持ちが出てくるのは必然のことでしょう。

● 新NISA 制度についてはこちらの記事で詳しく解説していますのでどうぞ。【2024年から始まる】 新NISA とは?現役FPのわかりやすい要点解説 – FPの流儀 (financialplanertk2021.com)

まずは「つみたて投資枠」の活用を最優先に

結論からいうと、ほとんどの個人投資家の人がまずは先に「つみたて投資枠」の活用を最優先すべきだと考えます。
トークセッション(動画内)で、どのように活用するべきかいうという話しになったのですが、満場一致で「つみたて投資枠」の活用がお勧めというご回答でした。具体的な理由としては、以下の理由でした(順不同)。
<「つみたて投資枠」の活用を優先すべきと考える各FPのご意見 >
・ 少額からでもコツコツ始められること(金額ではなく投資経験を大切にしてほしい)

・ 一点集中ではなく自動的に分散投資できるから(大損を避けられる)
・ つみたて投資では複利の効果で時間が味方となるから
・ ほとんど手間がかからないつみたて投資で学び、成長投資枠の活用は後からでもよい

まずは、少額からでも資産形成を始めることが大切です

「成長投資枠」では投資を楽しむ枠で

「成長投資枠」は、投資を楽しむための枠でもあると考えます。
さきほどの「つみたて投資枠」を活用した投資では、毎月コツコツ積み立てていくので1度設定さえしておけば、後はとくに何もすることがありません(ですのでほったらかし運用とも呼ばれています)。 

成長投資枠では、株式投資を使ったさまざまな手法があります。例えば、「マツコの月曜から夜更かし」で有名な元プロ棋士の桐谷さんは、株主優待を目的とした株式投資を行なっています。FPトークセッション(動画内)でも長年株式投資に精通しておられるFPの方がおられるのですが、株主優待でフィリピンへの旅行が当選されたということで、大変驚きと夢があるなと感じました。

最近では、1株保有しているだけで優待がもらえる企業や、インカムゲイン(配当金)を目的とした投資方法もありますので、ぜひ楽しみながら実践してみるのも面白いかと思いますよ。ただし、株式投資は価格の変動が大きいですので、そういったリスクもあることを理解したうえで行ないましょう。

クレカ払い投資信託の上限が10万円に増額へ

クレジットカードで投資信託を購入できる上限が10万に増額されます。新NISA の普及に伴って、金融庁が規制緩和すると決定したとのことでした。
こちらは、10月26日に日本経済新聞の記事の一部を抜粋したものです。
●日本経済新聞 10/26記事より一部引用
https://www.nikkei.com/article/DGKKZO75593390W3A021C2MM8000/
クレジットカードでの投資信託の購入上限が現在の実質月5万円から10万円に倍増する。2024年1月に始まる新しい少額投資非課税制度(NISA)で投資可能額が増えるのに伴い金融庁が規制緩和するためだ。貯蓄から資産形成の流れを後押しする。
これまでは一部のサービスで、クレジットカードで5万円を上限に投資信託を購入することができましたが、今回の改正で倍の10万円に増額となります。
クレジットカードで投資信託を購入することで、つみたて額に応じてクレカのポイントも貯まって一括管理がしやすいといったメリットがあります。

「つみたて投資枠」の非課税枠は年間120万円ですので、月に10万円のつみたて投資を行なえるよう調整された背景があるのかもしれません。金融庁は本気の姿勢です(笑)
とはいえ、月10万円もつみたてに回すのは非常にハードルが高いかと思います、例えばボーナスをもらった月だけ活用してみるという方法など、くれぐれも自分自身にあった無理のない範囲で活用することが大切です。

 

最後までご覧いただきありがとうございました。(※くれぐれも投資は自己判断のもとで行なわれてください)

●資産形成の始め方についての記事はこちら資産形成の扉ー実践編ー | FPの流儀 (financialplanertk2021.com)
●成功する資産形成【サポートカリキュラム】https://financialplanertk2021.com/1753/

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