今こそ始めたいNISA元年の資産形成術【FPフォーラム大分に参加した感想】

※この記事は、2023年11月に行なわれたFPフォーラム大分」のセゾン投信の創業者(現なかのアセットマネジメント)である中野晴啓氏の講演をお聴きし学んだことや感想をまとめたブログです。また、講演会でお話された内容に際してブログに書く旨の許可をご本人さまからいただきました。
目安時間:約2分半
① 「投資」とはお金を通じて経済活動に参加する行為
②  新NISA は日本経済を復活に導く役割も
➂  新NISA は楽しみながら活用すべし
いよいよ2024年から 新NISA が始まりますね。
新NISA はこれまでのNISA制度が大幅にリニューアルされ、シンプルで使いやすい設計に見直されています。

新NISA により、個人が保有している預貯金が投資に回ることで何が変わるのか、真の投資とは一体何なのか伺ったこと(学んだこと)を私なりの解釈で整理してみました
目次

新NISA は「資産所得倍増プラン」の一つ

新NISA は岸田内閣が掲げている「資産所得倍増プラン」全7つのうち、具体的な政策の1つです。
家計の金融資産を貯蓄から投資へシフトさせ国民の安定的な資産形成を促進する目的で、NISA制度は拡充されました。

新NISAでは「つみたて投資枠」と「成長投資枠」の2つに分かれ、非課税期間が恒久化(永久化)となります。そのため、新NISA制度は長期で保有することを前提とした制度設計となっていることが大きなポイント点だと感じました。

いまの日本の金融メカニズムに未来はない

日本ではこれまで長年にわたって銀行にお金を預けて、銀行は皆さんからの預金を集めて融資を行なってきました。これはデット・チェーン(負債の連鎖)と呼ばれますが、今日において機能しずらくなってきています。

そこで、本来の在り方を考える対策として「投資家から企業への資金の流れが企業価値の向上に繋がり、その利益を配当などで家計に還元する」インベストメントチェーン(価値の創造)の動きが主流となっているとのことでした。

新NISA は、再び日本の経済政策を復活させる役目も担っており、私たちが投資信託や株式を保有することが日本社会の未来を変えることに繫がると確信しました。

世界で成功した国に習ったこれからの日本

アメリカやイギリスなどでは、国をあげて金融教育に力を入れており世界の代表的な金融先進国です。

【これまで日米英における資産形成の歩み】
アメリカ→ 確定拠出年金(401K)+IRA制度(日本のNISAのようなもの)
イギリス→ ISA制度(日本のNISAはISA制度に習って作られた)
日本→ ほとんどが預貯金
こちらの図は、アメリカ、イギリス、日本それぞれの家計の金融資産額における伸び率を表しているものです。


出典:金融庁「人生100年時代における資産形成」より
ほとんどのアメリカ人は積極的な投資を行なっており、これはアメリカ政府が40年前に確定拠出年金制度を普及させたことが主なきっかけだそうです。
イギリスでは経済戦略はガタガタだったというものの、ISA制度の普及もあり国民の金融資産は豊かな傾向にあるとのことです。

日本でも2023年から高校の家庭科の授業で投資の授業が始まりました。
なかには「ようやくか‥」と思う方もいらっしゃるかもしれませんが、アメリカやイギリスなどの成功した国に習い、新NISA・iDeCo(DC制度)などを活用した資産形成の制度が浸透しつつあるのは大きな1歩でしょう。

カギを握るのは「GDP」ではなく「GNI」

「失われた30年‥」
なぜ、こんなに日本は貧しくなったのか?と、さまざまなメディアなどで取り上げられる記事を目にしますが、多くはGDP(国内総生産)のデータが用いられているかと思います。

・GDP(国内総生産)
一定期間内に国内で産み出された物やサービスの付加価値の総合計額
・GNI (国民総所得)
全国民が稼ぐ1年あたりの収入を合計したもので給料を含むすべての所得

日本のような先進国は、発展途上国である(インドやタイなど)と比べると、今後GDPの上昇はそれほど見込めないということでした。そこで日本経済のカギを握るのはGNIの上昇 (国民総所得) だと伺いました。

日本にはこれまでの発展途上において積み上がってきた大きな所得(預貯金)があります。
日本銀行の資金循環統計によると2022年第4四半期時点で、現預金比率は55.2%と半分以上を現預金が占めているという結果でした。つまり、日本には眠っている現金が大量にあるのです。

日本の失われた30年を取り戻すべく今後の経済成長のためにはGPIの所得を上昇させていくには、個人が金融所得(金融資産)を増やしていくことが重要なのだと学びました。

 

「投資」とはお金を通じて経済活動に参加する行為

「投資」の意義とは、お金を通じて経済活動に参加する行為のこと。
・短期的な投資→価格はでたらめに上下する(これを投資とは呼ばない×
・長期的な投資→価格は本来の価値に回帰する(本来の投資
自分が投じるお金がどこの事業に参画するのかを考えることが大事で、投資した対象の価値が成長することで投資家もその恩恵を受ける。
そのためには、株式や債券、投資信託を保有し続けることこそ「真の投資」だと学びました。
このお話を聞いて、ひふみ投信の藤野英人さんも「投資とはエネルギーを投入して未来からお返しをいただく行為」だと本で仰っていたことを思い出しました。(本:投資家みたいに生きろより)。

まとめ


今回中野さんのお話を聞けたことは、私のなかで大きな財産になりました(公演後こんなチャンスは2度とないと思い写真をお願いすると快く撮ってくださった時の写真)。
ほんの少しだけお話できる機会があったのですが、私にも「一緒に頑張っていきましょう!」とお声掛けいただいたことがとても嬉しかったです。
FPの使命ともいえる 新NISA を活用した長期資産形成を多くの家計にお伝えすることを夢みて頑張ります!!

最後までご覧いただきましてありがとうございました(※本内容はあくまでも講演をお聞きしたうえでの個人的な解釈となっていることをご了承ください(_ _)。)

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