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「しまった!エアコン切るの忘れた‥。」
これまでに、1度はエアコンをつけっぱなしにして外出したという経験をお持ちの人も多いのではないでしょうか。(私自身は恥ずかしながら家に帰って初めて付けたいたことに気づいた経験もあります‥)
一日中つけっぱなしにしてしまうと、今度の電気代の請求が怖いと感じてしまうものです。しかし、猛暑日は一日中エアコンをつけている日もあるかもしれません。
そこで今回は、エアコンを1時間つけたときと、1日中つけっぱなしにしたときの電気代について解説します。
エアコンの電気代の計算方法は、消費電力(W)と消費電力量(kWh)について理解を深めておくことでスムーズに計算がしやすくなります。
では早速、エアコン1時間あたりの電気代について計算していきます。
こちらは、実際に自宅の部屋についているエアコンです(性能表は、本体の側面もしくはカタログ、取扱説明書に記載されているかと思います)。
※KWとは、エアコン本体の能力のことです。
【1時間あたりの電気代計算式】
1時間あたりの電気代=消費電力(kW)×1kWhあたりの電気料金
実際の、上の図のエアコンの消費電力(冷房時)は770W。
最初に、電気代の計算をしやすくするためにKWに換算してみます。
1000Wが1KWだから、770Wは0.77KWです。
九州電力の1kWhあたりの電気料金は、23.88円(2段階目の料金)ですので、これを基に計算してみると
1時間あたりの電気代=0.77KW×23.88円/kWh=約18.4円(1時間)
つまり自宅のエアコン1時間あたりの電気代は約14円だとわかりました。今回2段階目の単価で試算しましたので、実際にはもう少し単価が高いかと思います‥。
なお、電気代の料金単価は電力会社によってさまざまですので、お使いの電力会社のホームページなどをご確認ください。
エアコンを8時間つけっぱなしにしたときの電気代ですが、先ほどの1時間あたりの料金に時間を掛けてあげることで算出できます。
8時間エアコンをつけっぱなしが想定されるシチュエーションとしては、テレワークで在宅勤務の人などが当てはまるかもしれません。
我が家の場合は、18円(1時間あたりの電気代)×8時間=約144円という計算になります。
そのため、1日の料金を求めたいのであれば、まず1時間あたりの電気代を算出するとわかりやすいでしょう。
出典:経済産業省 「統一省エネラベル新旧イメージ図」
エアコンの電気代は今のほうが昔よりも安くなってきています。
その理由としては、省エネ性能が大きく向上しているためです。
現に、経済産業省は2022年9月1日から「エネルギーの使用の合理化等に関する法律(省エネ法)」の一環として、エアコンの省エネラベルの見直しを行ないました。
これにより、上記の図のように☆5段階の評価から「1.0から5.0までの0.1きざみの評価」に変更となりました。ちなみに、エアコンの評価はAPFとよばれています。
◎経済産業省 「統一省エネラベル」
エアコンの省エネラベル表示が変わります (METI/経済産業省)
以前と比べてより厳しい省エネ性能の基準が設けられたことになりますが、言い換えるとますますエアコンの省エネ性能が高くなっているとも言えます。
家電屋さんなどでエアコンを購入する前には、必ず「省エネ達成率」を確認するようにしましょう。
上記の図は、さきほどの図と一見変わりがないように思えますが、じつは真ん中の省エネ基準達成率という部分の%の数字が違います。(少し図が見づらくすみません(_ _))
どういうことかと言うと、省エネ性能は100%がマックスではないのです。
例えば、10年前のエアコンの達成率142%と比較すると、同じ使い方であっても10年間で13万円以上も電気代の節約になります。
100%は充分のように見えますが、省エネ性能が高ければ高いほどエアコンの節電効果も高まることを意味しています。
エアコンは高額な買い物ですので、購入する前にこういった視点からも検討することで、買い物上手を目指せるはずです。
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最後までご覧いただきありがとうございました。