こんにちは、FPのたけです。
早速ですが、あなたは投資家ですか?
もし、投資家であるならば、インデックス投資はご存知ですか?
インデックス投資は、投資のコアの部分(資産形成の基本部分)にあたる投資手法と言っても過言ではないかもしれません。
今回ご紹介する本は、『敗者のゲーム』著者:チャールズ・エリスさんです。累計100万部以上の大ベストセラー本とのことでした。
特に
・インデックス投資を始めた方
・インデックス投資を始めているけど不安がある方
・インデックス投資で少し利益が出たので利益確定しようとしている方
このような方にこそ読んで頂きたい一冊です。
読んでみた内容としては、丁寧に筋道を立てて解説されていますが、難しい金融用語なども
使われているため、少々難しく感じました。結構内容のボリュームもありましたので‥
著者の方がこの本で何を伝えたいかを簡単に要約すると
『インデックスファンドに投資をしなさい!そして何が起きてもひたすら持ち続けよ』
ということです。このように言う理由が、この本の中で詳しく語られています。
投資の神様として大有名なウォーレン・バフェット氏、この方の名言のひとつに、『私が死んだら90%の資産を低コストのS&P500のインデックス投資に投資するように』と周りの方に伝えているようです。
ウォーレン・バフェットさんは最近では、日本の商社株を多きく買ったことでも騒がれましたが‥それだけ、彼1人が世の中の投資家の方々に与えるインパクトはもの凄いと実感しました。
もちろんウォーレン・バフェット氏は本当にすごい方でしょうが、このS&P500を私たち個人投資家も鵜呑みにして購入をしたり、チャールズ・エリスさんが言われたインデックス投資をずっと行い続けるのも、最終的にはその人がどうなりたいか次第ではあるかとは思います。
しかし、少なくともこれから資産形成をしたい方にとっては、運用の投資手法やマインド(考え方)の部分が学べる一冊だと感じました。
内容で1番印象に残った部分
それは、市場のタイミングに賭けるべきではないと提唱していたことです。
投資家デイトレが悪いと言っていることではなく、、デイトレで稼いでいる人はすごいです(笑)
過去28年間のデータに基付き、間違えて最も上昇した日の前日に売ってしまった時の、複利の利回りに与える影響が書かれていました。
この28年間に期間で最も上昇したベスト10日(期間全体で言うと0.25%未満)を逃すだけで、リターンの平均水準は11.1%から8.6%へと、約22%低下すること。
ベストの上昇日をさらに10日逃すと、リターンはさらに20%低下する。
したがって、過去28年間のベスト30日(期間全体で言うと0.5%未満)を逃すと、利益は長期累計資産額の半減となってしまうことが述べられていました。
上昇する日のタイミングを知ることは、投資のプロの方でもまず不可能でしょう。予知能力でもない限りは‥
長期投資においてはその上昇するタイミング時に市場に居合わせていることがとても大切なのだと学べた気がします。
タイミングで買ったり売ったりすることで、その素晴らしい日に立ち会うことができない可能性が増えるということなのだと‥
本に書かれていることを一部抜粋しますが、
1 投資の最大の課題は、株式・債券・不動産などへの長期的な資産配分の決定であること。
2 長期的な資産形成の配分に際して考慮すべき点は、成長性、安全性、毎年の収入などだが、大事なのはいつ資金が必要になるか、という点
3 資産ごとにも、資産の種類ごとにも幅広く分散すること、暴落は突然起きる。
4 決めたことを一貫して忍耐強く実行する。上昇相場は最も悲観的な時に起きる。
『方針をきちんと立てて、方針通りに実行すること』そのために、1の資産配分を決める事が重要だということでした。
まとめ
この本は、初心者の方にも投資に慣れている人どちらの方にとっても、基本を見直すという点でオススメできる一冊だと思います。
すべて読むにはかなり時間がかかるため、見たい部分だけを流し読みするでも充分価値があるのではないでしょうか!
筆者としては、投資方法は人それぞれでしょうが、無理のない範囲の金額で投資は行なうことを意識していただければと思います。
最後までご覧いただきありがとうございました。
それではまた。
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