【2026年10月】SBI証券iDeCoが商品入れ替えへ!除外11本・追加10本の一覧と今すぐ確認したい対処法をFPが解説

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お悩み

「SBI証券からiDeCoのお知らせが届いたけど、これって何かしないといけないの?」

そんな不安を感じて、この記事にたどり着いた方も多いかもしれません。

結論からお伝えすると、SBI証券のiDeCo(セレクトプラン)は、2026年10月16日に運用商品の大きな入れ替え(除外11本・追加10本)を実施する予定です。

ほとんどの方は慌てる必要はありません。ただし、除外対象の商品を毎月積み立てている方だけは、手続きをしないと積立が止まってしまう可能性があります

この記事では、独立系FPのボクが、除外される11本・追加される10本の一覧、ご自身の状況別(積立中/保有のみ/持っていない)の対処法、注目の新商品(NASDAQ100・FANG+・ゴールド)の特徴と付き合い方を、ひとつずつやさしく整理していきます。ご自身のケースに当てはめながら、一緒に確認していきましょう。

※本記事は2026年7月時点の情報(SBI証券2026年6月1日発表)に基づいています。最新の情報は必ずSBI証券の公式サイトでご確認ください。また、特定の金融商品の推奨を目的としたものではありません。

目次

SBI証券iDeCoの商品入れ替えとは?【2026年10月16日実施予定】

SBI証券は2026年6月1日、iDeCoセレクトプランの運用商品を見直すことを発表しました。2026年12月に予定されているiDeCo制度改正に向けて、長期の資産形成にふさわしいラインナップへ整える、というのが趣旨です。ポイントは大きく3つです。

  • 除外:11本の商品が除外候補に
  • 追加:NASDAQ100・FANG+・ゴールドなど10本が追加候補に
  • 実施日:2026年10月16日(金)予定

追加される10商品一覧(NASDAQ100・FANG+・ゴールドなど)

今回、追加候補となっているのはこちらの10本です。

商品分類商品名運用会社
国際株式SBI NASDAQ100インデックス・ファンドSBIアセットマネジメント
国際株式iFreeNEXT FANG+インデックス大和アセットマネジメント
国際株式野村世界業種別投資シリーズ(世界半導体株投資)野村アセットマネジメント
国際株式WCM 世界成長株厳選ファンド(資産成長型)朝日ライフアセットマネジメント
国際株式イーストスプリング・インド・コア株式ファンドイーストスプリング・インベストメンツ
国内株式情報エレクトロニクスファンド野村アセットマネジメント
国内株式大和住銀DC国内株式ファンド三井住友DSアセットマネジメント
バランスDC ROBOPROファンドSBI岡三アセットマネジメント
コモディティSBI・iシェアーズ・ゴールドファンド(為替ヘッジなし)SBIアセットマネジメント
定期預金SBI新生DC定期(1年)SBI新生銀行
出所:SBI証券「iDeCoセレクトプラン運用商品見直しのお知らせ」(2026年6月1日)

注目度の高いNASDAQ100やFANG+、低コストのゴールドファンドまで、一気に加わる予定です。じつはSBI証券は2005年からiDeCoサービスを提供してきたパイオニアで、2026年3月末時点で口座数は121万口座を超えています。以前、楽天証券のiDeCoにNASDAQ100やFANG+が追加された際に「SBI証券はどうなるんだろう?」と注目されていましたが、今回のラインナップを見る限り、SBI証券も本気のようです。

除外される11商品一覧(ひふみ年金・iFree NYダウなど)

一方で、除外候補となっているのがこちらの11本です。

商品分類商品名
国際株式iFree NYダウ・インデックス
国際株式ひふみワールド年金
国際株式ハリス グローバル バリュー株ファンド(年1回決算型)
国際株式EXE-i 全世界中小型株式ファンド
国際株式ハーベスト アジア フロンティア株式ファンド
国内株式ひふみ年金
国内株式つみたて椿
国内株式野村リアルグロース・オープン(確定拠出年金向け)
国内債券eMAXIS Slim 国内債券インデックス
国際債券インデックスファンド海外債券ヘッジあり(DC専用)
定期預金あおぞらDC定期(1年)
出所:SBI証券「iDeCoセレクトプラン運用商品見直しのお知らせ」(2026年6月1日)

「ひふみ年金」や「iFree NYダウ」を積み立ててこられた方にとっては、少しショックな発表だったかもしれません。

なぜ除外されるの?(35本ルールと見直し基準)

「どうして急に商品がなくなるの?」と疑問に思いますよね。背景には2つの理由があります。

1つ目は、iDeCoでは1つの金融機関が提供できる商品数の上限が35本と法令で決められていることです。新しい商品を加えるには、その分どれかを外す必要があるんですね。2つ目は、SBI証券が公表している「運用商品見直し基準」です。

  • ファンドレーティング(総合)が2以下の状態が6ヵ月以上続いている
  • カテゴリー平均を中長期的(3~5年目途)に下回っているアクティブファンド
  • 手数料水準などが加入者利益の最大化にふさわしくない

つまり「長期投資の成果につながりにくい商品は外し、より良い選択肢に入れ替える」という、かなり割り切った基準で選ばれています。低コストで人気のeMAXIS Slim 国内債券インデックスが候補に入っているのは意外に感じるかもしれませんが、これは近年の国内金利の上昇で債券価格が下がり、リターンが振るわなかったことが影響していると考えられます。債券そのものが悪いわけではなく、「金利が上がると債券価格は下がる」という特性によるものです。

今後のスケジュールと「不同意の申し出」

SBI証券iDeCo商品入れ替えのスケジュール(2026年6月通知、10月16日実施予定)
出所:SBI証券の発表を基に筆者作成

大事なポイントがひとつあります。現時点では、まだ除外が「確定」したわけではありません。除外には対象者の同意が前提となっていて、対象者の3分の1超から「不同意」の申し出があった場合、その商品は除外されません。「この商品はどうしても残してほしい」という場合は、届いた通知に記載された方法・期限を確認のうえ、意思表示をすることができます。

そして除外日以降は、除外商品は新たに買い付けることができなくなりますが、除外日時点の保有分はそのまま持ち続けることができます

除外商品を持っている方はどうする?【ケース別の対処法】

ここからが今日の本題です。ご自身がどのケースに当てはまるか、確認しながら読み進めてみてください。

iDeCo除外商品を持っている方のケース別対処法(積立中は配分変更、保有のみはスイッチング検討、持っていない場合は手続き不要)
筆者作成

ケース①:除外商品を今まさに積立中の方(配分変更が必要)

一番注意が必要なのがこのケースです。何もしないままだと、除外日以降に積み立てたお金は行き場を失い、いったん「未指図資産」として現金のまま留め置かれます

たとえば月2万円を除外商品で積み立てていた場合、設定変更を忘れると、そのお金は運用されないまま置かれることになります。仮に1年間気づかなければ24万円分。せっかく将来のために続けてきた積立ですから、これはもったいないですよね。

対処法はシンプルで、SBI証券のiDeCo加入者サイトにログインして「配分割合の変更」を行うだけです。配分割合の変更とは、「これから積み立てるお金を、どの商品に何%ずつ充てるか」という注文表を書き換える手続きです。除外される商品の比率をゼロにして、ご希望の別の商品に切り替えればOKです。最初に積立設定をされたときと同じ画面ですので、手続き自体はそれほど難しくありません。

ケース②:過去に買って保有しているだけの方(スイッチングも選択肢)

「昔に一度購入して、いまは残高として持っているだけ」という方は、除外日以降もそのまま保有を続けられます。あわてて何かをする必要はありません。

ただ、今回除外候補になったのには「パフォーマンスの低迷」や「コストの高さ」といった理由があります。見方を変えれば、資産配分を見直すいいきっかけとも言えます。いま保有している商品を売却して別の商品に預け替える手続きを「スイッチング」といいます。iDeCoの中での預け替えなので、原則手数料はかからず、利益に税金もかかりません(商品によっては信託財産留保額が差し引かれる場合があります)。

ケース③:除外商品を持っていない方(手続き不要)

「そもそも除外される商品は持っていないよ」という方は、特にやるべき手続きはありません。ご安心ください。ただ、新商品が加わるタイミングは、ご自身の資産配分を年に一度見直す良い機会でもあります。このあとの新商品の特徴も、よろしければ参考にしてみてください。

「配分変更」と「スイッチング」の違い

手続き対象イメージ
配分割合の変更これから積み立てるお金未来の掛金の「注文表」を書き換える
スイッチングすでに持っている資産過去の積立分を別の商品に「預け替える」
筆者作成

積立中の方が除外に対応するために必要なのは「配分割合の変更」、保有分もあわせて見直したい場合は「スイッチング」も検討する、という順番で考えると分かりやすいです。

注目の新商品の特徴【NASDAQ100・FANG+・ゴールド】

「新しい商品、実際どうなの?」という方のために、注目度の高い商品をFP目線で見てみます。

商品名投資先/タイプ信託報酬(年率)リターン(年率)
SBI NASDAQ100インデックス・ファンド米国株式/攻め型0.1958%新設(2026年5月~)のため実績なし
iFreeNEXT FANG+インデックス米国株式/超攻め型0.7755%5年 30.95%(値動きの幅も大きい)
野村世界業種別投資シリーズ(世界半導体株投資)世界半導体株/テーマ株1.65%(アクティブ)5年 48.47%
SBI・iシェアーズ・ゴールドファンドゴールド/守り型0.1838%1年 48.65%(2023年6月設定)
(参考)eMAXIS Slim 全世界株式(オルカン)世界株/王道0.05775%以内5年 20.1%
(参考)eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)米国株/王道0.0814%以内5年 22.61%
出所:ウエルスアドバイザーを参考に筆者作成(2026年6月時点)。特定の銘柄を推奨するものではありません

SBI NASDAQ100インデックス・ファンド(攻め型)

NASDAQ100は、米国のハイテク企業を中心とした精鋭100社に投資する指数です。S&P500が幅広い約500社に投資するのに対し、NASDAQ100はAppleやMicrosoft、NVIDIAといったハイテク関連に絞り込んでいるのが特徴です。

S&P500とNASDAQ100の過去20年間の成長比較(約8倍と約18倍)
出所:大和アセットマネジメントの試算を基に筆者作成

過去20年間の実績では、S&P500の約8倍に対してNASDAQ100は約18倍と、大きな成長を見せてきました(2021年8月末までの試算)。一方で注意点もあります。2022年のような下落局面では、NASDAQ100はS&P500よりも大きく落ち込みました。上がるときは大きいけれど、下がるときも大きい。この特徴は必ず知っておきたいところです。老後までまだ時間がある方や値動きを受け入れられる方には選択肢のひとつになりますが、「ちょっと怖いな」という方は無理に選ぶ必要はありません。

iFreeNEXT FANG+インデックス(超・攻め型)

FANG+は、NASDAQ100よりさらに絞った超大型テック企業約10社に集中投資する商品です。リターンの実績は非常に高い水準ですが、値動きの幅(標準偏差)も大きく、暴落時には深いダメージを受ける可能性があります。組み入れるとしても、資産全体の中での割合(バランス)がとても大事になります。

SBI・iシェアーズ・ゴールドファンド(守り型)

「株式だけだと少し不安」という方に選択肢となり得るのがゴールドです。金は株式と異なる値動きをする傾向があり、ポートフォリオの安定剤としての役割が期待されます。今回追加される商品は信託報酬が低めで、これまでよりも低コストで金に投資できる環境が整いそうです。

今持っている商品は乗り換えるべき?

先にボクの考えをお伝えすると、「慌てて乗り換える必要はない」と思っています。SBI証券のiDeCoには、eMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)やSBI・全世界株式インデックス・ファンド(雪だるま)など、以前から優秀な低コスト商品が揃っています。今回の改定は「選択肢が増えた」という話であって、「乗り換えなければいけない」という話ではありません。そのうえで、

  • いまより低コストな商品に整理したい
  • 魅力を感じる新商品があり、資産の一部で取り入れたい
  • 運用方針を少し見直したいと思っていた

こうした方は、これを機に検討されてもよいのかなと思います。特に50代以降で受け取りの時期が視野に入ってきた方は、「いくら増やすか」だけでなく「増やしながら守る」という視点も大切です。攻めの商品を組み入れる場合も、資産全体のバランスの中で無理のない範囲にとどめる。このさじ加減が、長く続けるコツだとボクは感じています。

よくある質問(FAQ)

Q1. 除外された商品の残高はどうなりますか?

A. 除外日時点の保有分は、除外後もそのまま継続して保有できます。ただし新たな買い付けはできなくなります。

Q2. 配分変更やスイッチングに手数料はかかりますか?

A. iDeCo内の手続きのため、原則手数料はかかりません(商品によっては売却時に信託財産留保額が差し引かれる場合があります)。また、スイッチングで利益が出ていても税金はかかりません。

Q3. 「不同意の申し出」をすれば除外されないのですか?

A. 対象商品の保有者・積立中の方のうち、3分の1超から不同意の申し出があった場合、その商品は除外されない仕組みです。お手元に届いた通知に記載の方法・期限をご確認ください。

Q4. 楽天証券など、ほかの金融機関でも同じことが起きていますか?

A. はい。楽天証券のiDeCoでも2026年に商品の入れ替えが行われ、FANG+などが追加されています。iDeCo制度改正に向けて、各社でラインナップの見直しが進んでいる状況です。

まとめ|商品選びより「長く続けられる設計」を

  • SBI証券のiDeCoは2026年10月16日に除外11本・追加10本の入れ替えを実施予定
  • 除外商品を積立中の方は「配分割合の変更」を。放置すると掛金が未指図資産(現金のまま)に
  • 保有しているだけの方は慌てなくてOK。スイッチングでの見直しも選択肢
  • 新商品(NASDAQ100・FANG+・ゴールドなど)で攻めと守りの選択肢が広がる
  • ただし新商品は「トッピング」の立ち位置。土台は長く続けられる資産配分が基本
  • 年に1回は積立設定と資産状況を見直す習慣を

今回のような制度やラインナップの変更は、これからも起こります。そのたびに大切になるのは「どの商品を選ぶか」以上に、ご自身の老後設計に合った配分で、無理なく長く続けられるかどうかです。受け取り方まで含めた出口の考え方は、企業型DC・退職金の賢い受け取り方の記事でも詳しく解説しています。

「自分の場合はどうしたらいい?」「資産全体のバランスに自信がない」という方は、ひとりで抱え込まず、一緒に考えていきましょう。

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この記事を書いた人

FPの流儀のアバター FPの流儀 有限会社バード商会

「バード商会」はもともと私の父の会社です。
バードは、大空を自由に飛ぶラッキーモチーフの象徴ともいわれています。
私と携わってくださる人の家計が「ほんの少しでも豊かになるように」という想いを込め、バードという社名を引き継ぎFPとして相談業務、ライフプランの作成、執筆業務等を行なっています。
皆さまの家計に、経済的な自由(Freedom)と幸運(Prosperity)を提供できるよう尽力して参ります。

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