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【この記事で解決できるお悩み】
ついに新NISAがスタートしました。キャッシュレス時代に先駆け、手間をかけずにクレジットカードで行なえる積立投資が、たいへんな人気を集めています。
しかし、ネット証券と紐付けるクレジットカードは、自分に合った1枚を選ぶことがとても大事です。
本記事を読むことで、クレジットカードのメリット・デメリットが分かり、あなたに合った「クレカ積立」に最適なカードが見つけられます。
手数料無料で作れるクレジットカードと、おすすめの大手ネット証券を以下にまとめました。
ちなみに筆者は、こちらのすべてのネット証券の口座開設していて、メインポイントや状況によって使い分けています。
【クレカ積立の還元率と証券会社の特徴】
出典)証券会社の公式HPを参考に筆者作成(※2024年3月31日現在の時点のものです)
積立投資の基本は、コツコツ長い年月をかけて複利の恩恵を受けながら堅実に利益を狙う手法です。
10年~20年スパンで行なうことは珍しくありません。
ですから、なるべくならクレジットカードに年会費をかけるべきではないと考えます(ここではお財布に優しい年会費が無料のものだけに厳選)。
本記事では、クレカ積立に相性の良い年会費無料のクレジットカードに絞って、紹介しています。
クレカ積立とは、『クレジットカードで積立投資ができるサービス』のことです。
新NISAの始まりに合わせて、2024年5月以降は、投資信託などの商品をこれまでの5万円から毎月最大10万円に増額となります。
クレカ積立は、基本的には「毎月1回決まったタイミング」で商品(銘柄)を購入していきます。
将来の資産形成をしながら、ポイント還元を受けられるのは魅力ですね。
証券会社×クレジットカードでクレカ積立を行なうおすすめの 組み合わせ について詳しく解説します。ぜひ、自分に合ったベストカードを見つけてみてくさだい!
三井住友カード(アフィリ)は、世界のどこにいてもステータスを証明できる歴史のあるブランドカードで、SBI証券のクレカ積立と相性抜群です。
出所)SBI証券 公式ホームページより
<三井住友カード(NL)のメリット◎>
☑ 唯一、年会費が永年無料の三井住友VISAカード
☑ 多くの提携店があり最大7%の高還元率
☑ キャッシュレス(スマホタッチ決済)対応で、セキュリティも高い
☑ TポイントやPontaポイントを使って投資できる
出典)三井住友カード「Vpass公式アプリ」より
身近でポイントが貯まるお店は、以下をご参照ください。
<ポイントが貯まる店舗一覧>
・セイコーマート・セブン-イレブン・ポプラ・ミニストップ・ローソン・マクドナルド・モスバーガー・サイゼリヤ
・ガスト・バーミヤン・しゃぶ葉・ジョナサン・夢庵・その他すかいらーくグループ飲食店・すき家・はま寿司
・ココス・ドトールコーヒーショップ・エクセルシオール カフェ・かっぱ寿司
※タイエー、ハマナスクラブ、ハセガワストア、生活彩家、ナチュラルローソン、ローソンストア100、
ローソンスリーエフ、モスバーガー&カフェ、ステーキガスト、から好し、むさしの森珈琲、藍屋、
グラッチェガーデンズ、魚屋路、chawan、La Ohana、とんから亭、ゆめあん食堂、桃菜、八郎そば、三〇三も対象。出典)三井住友カード「Vpass公式アプリ」より引用
<三井住友カード(NL)のデメリット△>
・(年10万円以上決済しないと)クレカ積立のポイント還元率が下がる
・ポイント還元率は0.5%とやや低め
・ETCカードや家族カードの発行に年会費がかかる
デメリットとして挙げられるのが、クレカ積立のポイント還元率が下がるところです。
【現在の還元率はこちら】
⇩
【11月以降~の還元率がこちらに変更される】
出典)SBI証券 公式HPより
三井住友カード (NL:ナンバーレス)oliveフレキシブルペイカード(年会費無料)は、11月以降にこれまで通りの0.5%の還元を受けるためには、年間10万円以上クレジットカードで決済することが条件となります。
正直なところ、11月以降は積立用のみの用途でカードを使うのであればおトク感は薄まります。
<FPのひと言>
年会費無料でVISAブランドを保有したいなら、大人気の三井住友カードを1枚持っていても損はないはずです!
SBI証券を使う予定の人はおすすめですよ。
楽天カードは、楽天証券でクレカ積立を始めたい人におすすめです。
<楽天カードのメリット◎>
☑ 年会費が永年無料
☑ 楽天ポイントが貯まりやすい(ポイント投資も可能)
☑ 楽天市場でのショッピングなど還元率の優遇がある(楽天経済圏)
<楽天カードのデメリット△>
・ ETCカードは年会費が有料
・ 公共料金支払いの還元率が0.2%と低い(500円で1ポイント)
・キャンペーンでもらえるポイントは「期間限定」で利用期限が短い
<FPのひと言>
楽天グループは、楽天経済圏(楽天ユーザー)を整えたい人は、ざくざくポイントが貯まる楽天カードでのクレカ積立がおすすめですよ!
【楽天証券の口座開設はこちら☟】
マネックスカードは、マネックス証券が発行しているカードです。
マネックスカードの特徴は、ショッピングや新NISAにも対応していて、とくにクレカ積立は高いポイント還元を受けられること。
現在、2024年9月末までは通常(1.1%)の倍の2.2%還元のキャンペーンを実施中です。
毎月5万円の積立なら、1,100円分のマネックスポイントが貯まります!
貯まったマネックスポイントは、1ポイント1円として、dポイント、WAON、nanaco、各種マイル、株式手数料など、さまざまなポイントに交換可能ですよ。
<マネックスカードのメリット◎>
☑ とにかくクレカ積立の還元率が抜群に高い
☑ カードショッピング、公共料金の支払いでも1%の還元率
☑ Docomoユーザとの相性が良い(2024年夏頃dカードでクレカ積立が可能予定)
<マネックスカードのデメリット△>
・クレカ積立は少額1,000円からの積立となっている(1,000円~10万円まで)
・1年間カードを使用しない場合、翌年度に550円の年会費がかかる(ただしクレカ積立でもカード利用の対象となる◎)
・家族カードの発行はできない(本人のみ限定)
<FPのひと言>
マネックスカードは、新NISAの「クレカ積立」でポイントが高還元されます。
コスパよく、クレカ積立をしたい人におすすめですよ!
【マネックス証券の口座開設はこちら☟】
下に比較ポイントもまとめていますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
ここまで証券会社×クレジットカード=最強の組み合わせ について見てきました。
ここからは、証券会社ごとの比較ポイントを紹介します。
最適な証券会社でクレカ積立するためにも、大事なポイントです!
クレジットカードで投資信託を積立購入時にもらえるポイント還元率を、確認しておきましょう。
出典)各証券会社 公式HPより筆者作成
貯まったクレカポイントで積立商品に再投資もできます。
クレカ積立をすることで、より資産形成のスピードを加速させられるでしょう。
「投資保有ポイント」とは、投資信託を持っている期間中に投資信託の金額(保有残高)に応じて毎月ポイントが貯まるサービスのことです。
ネット証券会社によっては、「クレカ積立」+「投信保有ポイント(保有残高)」のダブルでポイントをもらえます。
先ほどお伝えしたように、積立投資は長期保有が前提ですので、2重でポイントをもらえたらお得ですよね。
では、『ポイントってどのくらいもらえるのか?』気になるところではないでしょうか。
そこで今回は、「投信ブロガーが選ぶ! Fund of the Year2023」で人気投票1位に選ばれた、eMAXIS Slim全世界株式(通称:オルカン)の銘柄を例にあげ、ポイント還元率を見ていきます。
出所)「投信ブロガーが選ぶ! Fund of the Year2023」より
仮に、eMAXIS Slim全世界株式(通称:オルカン)に投資した場合における、証券会社ごとの保有ポイント還元率がこちらです。
出典)各証券会社 公式HPより筆者作成(※2024年3月31日時点のもの)
SBI証券とマネックス証券が、0.0175%(年率)と同じ還元率です。
たとえば、100万円分のeMAXIS Slim全世界株式を保有していた場合、SBI証券とマネックス証券は175円のポイント還元となります。
すごく大きい還元率というわけではないですが、タダでもらえると考えると、筆者のようにコツコツ型の人にとっては嬉しいかもしれません(笑)
★クレカ積立に関していえば、最もお得なのは還元率が両立1位のマネックス証券×マネックスカードです。
①クレカ還元率 ②大人気の銘柄eMAXIS Slim 全世界株式(オルカン)の投信保有ポイント→の還元率がいずれも高かったです。
補足ですが、投信保有ポイントの還元率は銘柄によっても異なります。
また、ネット証券の中には対象となる銘柄しかポイント還元されない商品もあるので要注意です。
ちなみにSBI証券の投信マイレージサービスは、1,000万円を超えたら還元率が2倍になったりと、証券会社によっても付与ポイントの仕組みが異なります。
出典)SBI証券 公式HP 「投信マイレージサービス」より
2年前からクレカ積立をしている筆者の感想としては、ポイント還元率だけで見ると、SBI証券も楽天証券もほとんど大差はなく、マネックス証券が頭一つ抜けているような状況です。
NISA口座は1人1口座のみですが、証券口座の数に制限はありませんので、私が実践している証券会社ごとに証券会社を使い分けるのも(手間はかかりますが)投資戦略としてはアリですよ。
いずれにしても、この大手ネット証券の3社で新NISAのクレカ積立を行なえば、大きな失敗は防げるでしょう。
今回ご紹介したクレジットカードは、無料ですぐに作れるだけでなく年会費を一切かけずに将来への積立ができるところが魅力です。
ただし、ポイント還元率は頻回に改悪と改善を繰り返しますので、ポイントはあくまでも副産物的な要素で、これをメインに考えないことも大事です。
貯蓄から投資への時代になりつつある今、クレジットカードを賢く使うことで、将来へ向けた積立投資を習慣化してみませんか。
ぜひ、これからの時代に先駆けしたキャッシュレス×資産形成の参考となれば幸いです。