こんにちは。FPのかずです。
今回は、まだ投資を始めていない方向けに、ボーナスを利用した投資について簡単に解説したいと思います。
前回のブログではボーナスの使い道として「ふるさと納税」について紹介しましたが、今回はそれの第2弾です。
1.銀行金利が極めて低く預貯金だけではお金を増やすことができないから。
現在の銀行預金の金利は0.001%です。仮に100万円を1年間預けたとして得られる利息はなんと10円です。そこから税金が約20%引かれますので、手元に残るのは約8円くらいです。ネット銀行などはもう少し金利の高いものもありますがせいぜい0.1%程度です。
2.サラリーマンの手取り収入(手取り年収も)は年々減少してきているから。
(出典 税制改正 手取り収入にどのような影響が| NHK)
表を見ても分かる通り、税制改革や社会保険料の引き上げなどにより手取りは年々減少しています。
中には、「私の勤めている会社は毎年昇給するから関係ない」そんな風に考えている方もおられますが、昇給したその分、税金・社会保険料負担が増えますから昇給した金額分手取りが増えるわけではないのです。
特に、昨今はコロナ禍で職を失った方、大幅な収入減少になった方など多数いる状況です。加えて政府の政策は国民をさらに痛めつけるものばかり。。。そのそんな状況ですから今は影響を受けていない方でも今後どうなるかは全く分かりません。
さらに、言えば最近は『働き方改革』が盛んに唱えられるようになり、残業時間の大幅な減少が行われています。そこだけだと非常に良いことなのですが、残業代が生活給になっている方も非常に多く、給与の減少どころか生活が立ち行かなくなる場合もあります。
3.初心者でも投資が始めやすい制度・環境が整備されてきた。
つみたてNISAやiDeCoなど非課税メリットがあり、少額から始められる制度がありますし、金融機関も販売にかなり力を入れていますので、非常に始めやすいです。
※但し、投資を始める場合は、ネット証券(楽天証券・SBI証券など)から行ってください。間違っても銀行窓口で買ってはダメです!その理由は過去に記事を書いていますので、こちらを参考ください。危険!お金の相談先~銀行窓口は劣悪金融商品を売りつけられる可能性高し!~ | FPの流儀 (financialplanertk2021.com)
上記の理由から、給与収入と預貯金だけに頼らず少しずつ投資を行い、長期的に資産を少しずつ増やしていきたいところですね。
初心者がいきなり個別株投資(ユニクロやトヨタの株を直接買うこと)をするのは資金的にも精神的にもハードルが高めです。そこでおすすめしたいのが、つみたてNISAを活用した少額積立投資です。これは年間40万円までの投資運用益が20年間非課税になり、毎月コツコツと貯金をする感覚で投資ができます。20年以上の長期投資のため過去のデータからは元本割れする可能性はかなり低いことが実証さてれいます。気になった方は金融庁がつみたてNISA早わかりガイドブックを参考にしてください。つみたてNISA早わかりガイドブック : 金融庁 (fsa.go.jp)
例えば毎月1万円積み立てるとして、半年で6万円になります。その6万円をボーナスから当ててみてはいかかがですか。残り半年は冬のボーナスから当てれば毎月の給与からは投資する余裕のない方でも始めやすいのではないでしょうか。冬のボーナスが分からないという方は12万円を夏のボーナスからあててもいいですね。ボーナスなんてない!と言う方は、毎月の固定費などを見直して少しでも投資が出来る状況にもっていければいいと思います。
ボーナスをもらったら、自分へのご褒美だけでなく少しづつ少額からでいいので投資を始めてみましょう。今投資を始めた人と面倒くさがってしなかった人とでは10年後、20年後その差はどんどん大きくなります。
このブログでは投資についていろいろな記事がありますので、ぜひ他の記事もご覧ください。【必見】オススメ投資信託! 超厳選5選 | FPの流儀 (financialplanertk2021.com)
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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