NISA制度を上手に活用しよう~実際に使ってみての感想~

資産形成

こんにちは、FPのたけです。(筆者に関しては、プロフィールをご覧いただけますと幸いです。)

NISAの由来と目的

NISAの由来は、イギリスのISA(Individual Savings Account)と、NIPPONの頭文字「N」にちなんで、NISAと名付けられたそうです。

家計の安定的な資産形成の支援』や『成長資金の供給』が主な目的のようです。これは2014年に、安倍政権の3本の矢であった成長戦略として打ち出された政策の一つです。

 

制度について

皆さま、どうでしょう?このNISA制度が導入されて約7年目となります。なんか名前くらいは聞いたことがある、と言う方もいらっしゃるかもしれません。

NISAは、少額投資非課税制度と言われており、年間120万円を上限に、5年間非課税となります。

本来は、株式取引で運用して儲かった分の利益(運用益)には、税金として約20.315%、国からとられます。非課税というのは、実際に投資して出た分の儲け(運用益)には、税金が取られずに、すべて自分のふところに入る、ということを意味します。

また、NISAで購入した株式は、配当金なども、非課税の対象となります。これはありがたいですね。

購入できる商品

一般NISAで購入できる商品としては、上場株式投資信託ETF(上場投資信託)REIT(不動産投資信託)となっています。つまり、広範囲の金融商品を購入可能という認識で良いかと思います。

ちなみに、これまで一般NISAを利用している人の7割が、50代以上の方でしたが、近年若年層の世代も、少しずつ増えてきているようです。反対に、つみたてNISAの利用者は、20代~40代が7割ということでした。※日本FP協会のデータから一部引用

 

開設できる場所

現在、証券会社だけでなく、銀行でも開設できるようです。

個人的には、ネット証券での開設が良いのではないかと思います。ネット証券の方が、手数料も安く、慣れておくことで将来的には何か有利に働くと考えるためです。また、すでにメインで利用されている証券会社があるのであれば、そちらを選ぶのもいいかと思います。

NISAや、つみたてNISAの口座は、一人につき一口座だけしか開設できません。補足ですが、NISAもつみたてNISAも開設しているよ~という方でも、年単位で変更することは可能です。ただし、新しい年度に一度でも使用すると、その年は変更できませんので、前もっての申請が必要のようです。(※分からない場合は、制度を利用している証券会社に問い合わせてみると良いかとおもいます)

 

実際にNISAを使っての感想

率直な感想としては、NISAで購入した商品で、上がった分の金額すべてが自分の収益になりますので、税金が取られないのは非常に価値のある良い制度だと感じています。

筆者は、数年前にNISA口座を、野村證券さんの方で開設しました。選んだ理由としては、身内に持っている人がいたのと、当時この会社の証券口座しか持っていなかったためです。

約3年程前から、NISA枠を利用して、インデックスファンド日経225という、日本の経済に連動した投資信託を少し積立していたのですが、近いうちに、一度決済しようと考えています。

このファンドは、証券マンの方からの強い推奨(当時は断れるだけの知識もなく‥)で買い始めたのですが、先日、日経平均株価が3万円を超えたときに売却すればよかったなぁと笑

 

 

 

ご覧の通り、2021年、まさかの元本割れしてしまっています‥。ここでお伝えしたいのは、投資額を増やせば良いというわけではなく、どのファンドに投資するかが重要だということです。

私自身、投資では、人のアドバイス(特に証券マンの方)もほどほどに、自分自身での意思決定(判断)が一番大切であると勉強になった出来事となりました。何はともあれ、運用益に税金を取られないのはNISAの恩恵ですね。

 

ちなみに、なぜ折角積み立ててきたインデックスファンドを解約するのかというと、このファンドはインデックスといっても長期向けではないな、と実際の積み立てで感じたからです。日本で、1950年に日経平均株価が誕生して以降、過去のチャートが右肩あがりとは言えないため、長期積立の対象国ではないと判断しました。(※あくまでも個人的見解です)

まとめ

近年『人生100年時代』と言われ始めて、『年金改正による受給開始の繰り延べ延長』といった法律の改正が行われています。そのため、今後はますます幅広い層の方に、NISA・つみたてNISAが利用される余地があるのではないかと考えます。

資産形成を選択肢として考える時代各々が資産形成を考えなくてはいけない時代へと次第に移り変わっているような気がします。そう考える背景に、実際に準備をしている人としていない人との、経済格差がすでに出始めており、この先この格差が広がることは避けられないのではないかと‥。

ですが、焦る必要は全くありません。まずはじっくり自分自身と向き合うことから始めて見てくださいね。

何よりご自身に適した資産形成の方法を選ぶことが大切です。

敵を知り己を知れば百戦危うからず

孫子の有名な一説ですが、まずは敵(将来の不安等)を知り、己(自分自身の今の状況を把握)すること。

この2つさえ知っていたら、長い戦い(人生100年時代)において負けることはない!という感じでイメージしてみてほしいです笑

 

当ブログでも、今後も資産形成のヒントとなりうるような情報を、発信できるよう努めていきます。

皆さまのご指摘やご感想を、お問い合わせフォームに是非お寄せください。お待ちしております。

 

※ここでは、特定の銘柄を推奨しているわけではありません。また、投資はくれぐれも自己責任のもとで行なわれてください。

 

最後までご覧いただきありがとうございました。次回 新NISA徹底解説!

 

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