こんにちは。FPのかずです。
今回は、銀行窓口でのお金の相談はアリなのかナシなのかについて考察していきます。
最近、テレビCMでも「保険・投資信託の相談は○○銀行へ」みたいなものが増えてきましたね。
一般に銀行員と言えばお金のプロで信用の高い職種と言うイメージがありますね。
では、実際のところ本当にそうなのか、相談したとしてその顧客それぞれに適切な金融商品やプランを提案してくれるのか・・・
結論から言うと、9割以上の窓口銀行員は「Noです。」 銀行への販売手数料が高いものを勧めてくる傾向にあります。しかもお金に詳しくない銀行員もかなり多いです。銀行でお金の相談はしない方がいいと思います。
※全員という訳ではありません。中には本当にお金に詳しくて、誠実に対応してくれる方もいますが、かなり少数派です。
但し、事業主の方など、銀行との深いお付き合いのある方は相談してもいいかもしれませんが。
これは実例ですが、以前、私の母が銀行窓口にATM手数料の件で相談に行った際、なぜか老後の資産運用の話になり、一時払い500万円のドル建て保険を提案されていました。母は、「これは元金保証だし、お金がどんどん増えるんだって!!!」なんて喜んでましたが、怪しいと思いパンフレットをしっかり読むと契約時手数料として3%、年間手数料1.5%なんていう恐ろしいことが書いてありました。
契約時手数料3%と言うことは、契約した時点で15万円がきえてなくなります。年間手数料1.5%は何もしなくとも7万5千円が消えてなくなります。
それにドル建てなので当然為替手数料も発生しますし、受け取る際の為替レートによってはマイナスになることもあります。
※1ドル=100円で契約したが、1ドル=80円になると、20円受け取り時減ってしまう。
それを一つ一つ母に説明すると母もあきれて笑っていました(笑)もちろん翌日には断りました!
私もつい数か月前、窓口に行きましたが、同じように資産運用の話になりました、同じようにドル建て保険を提案されました(笑)銀行員は本当にドル建て保険売りたいんでしょうね。
丁寧に商品の説明をしていただき、無下に扱うのは失礼と思ったのですが、保険を使った運用と投資信託を使った方法との比較をお願いしたら、何も答えられず・・・ズバッとお断りしました。
上記の例はごく一部ですが、銀行窓口で保険や金融商品を勧められた方も多いのではないでしょうか。
数年前からのマイナス金利政策などにより銀行は本業の金貸しでの利益が少なくなり、ATM手数料や保険の販売手数料など、手数料収入がメインになってきています。
また、銀行員の友人にも聞いたのですが、保険の販売ノルマが厳しいらしく、ノルマ達成することばかり考えているそうです。それにそもそも、お金の知識ある人は少なく、金融商品販売のプロばかりみたいなことも言っていました(笑)
そんなところに近づいたら、間違いなく狙われてしまいます!窓口に行き、保険や投資信託を提案されたときは、手数料のことを思い出してみてください。このブログでも紹介しているような低コストの優良投資信託は間違いなく紹介してくれません!保険もドル建てばっかりです(笑)
銀行の窓口は注意が必要です。本当に必要な保険や、優良な投資信託ではなく、手数料収入の高いものが多く利用者からしたらあまりメリットはないかなと思います。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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