こんにちは、FPのたけです。
前回の記事で取り上げた【お金に関するアンケート】では、コロナ禍で投資を開始した人が増えたという内容でした。
そして今回は、株式での投資をしている方には、是非とも知って帰って頂きたいニュースです。(すでに知っている人はすみません‥)
ズバリ、『2022年4月から東証市場が変わります』
ちょうど1年後ですね。東証と省略していますが、正確に東京証券取引所と呼ばれています。
再編とは、具体的に2022年4月4日に「プライム市場」、「スタンダード市場」、「グロース市場」 の3つに市場が、分類されます。ちなみに現在は、4つの市場から成り立っています。
具体的に見ていきます。
3つの新市場の中で、最上位の位置付けとなります。大企業向けの市場なんだと、イメージしてもらえると良いかと思います。
流通している企業の時価総額が、100億円以上であることが条件となるようです。2021年現在、約2180社の大企業が、東証一部に上場されています。
3つの新市場の中で2番目(真ん中)の位置付けとなります。中堅企業向けの市場だとイメージしてください。
流通している企業の時価総額が、10億円以上であることが条件となるようです。2021年現在、約470社の企業が、東証二部に上場されています。ジャスダックは約700社です。
3つの新市場の中では、最下位の位置付けです。新興企業といった、これから更なる成長が見込まれる企業向けの市場だというイメージで構いません。
2021年現在、約340社の企業が、マザーズに上場されています。流通している企業の時価総額が、5億円以上であることが条件となるようです。
以上を、まとめるとこんな感じです。
現行の市場区分 |
☆新市場区分☆ |
東証一部市場 | →プライム市場 |
東証二部市場
JASDAQ |
→スタンダード市場 |
マザーズ
JASDAQ |
→グロース市場 |
※株式会社東京証券取引所の資料を基に作成
上記は、概要のみですが、厳密には、上場時においての株主数(名簿に管理されている人)が一定以上いることなども、どこの市場に分類されるかの、判断基準ともなるようです。
マツコの月曜から夜更かしで人気の、元プロ将棋棋士の桐谷さんをご存じでしょうか。今では有名で、講演会などもされている桐谷さんですが、株式優待投資という投資手法を使用しながら生活を楽しまれていますよね。個人的に、今回の市場の再編は、優待投資をされる方にとって、特に影響が出てくるのではないかと考えます。
例えば、株主数を新たな審査基準とすることで、市場再編されてもプライム市場になることが確約されているような大企業などは、ある一定数まで株主を減らしても構わない、と考えるかもしれません。
その場合、その企業の株主優待が、改悪になるといったことも想定されるかもしれません。株主優待投資をメインとしている方々にとって、『優待の改悪は、株主に対しての裏切り行為だ』‥と感じるかもしれませんが、こういった最悪のシナリオも、想定しておいた方が良いのかもしれません。(筆者としてはこれまで以上に会社が成長して、何かしらの形で株主への還元があれば気にはなりませんが‥笑)
とまぁ、不安を煽るような内容でしたが、この市場の再編が追い風となり、日本の市場が良い方向へと進んでいけば嬉しいです。
現在、投資家の約6~7割は、外国人投資家が占めているそうです。日々、日本の株価を大きく動かしていると言っても過言ではなさそうです。
また近年、日本株は投資の対象として良好だと考えられているようです。つい先日も、投資の神様として知られるウォーレン・バフェット氏(軍団)が、日本の大手商社5社の株式の5%を大人買いした、と話題になりました。日本株は、『買い』だと判断されたのでしょうか?
まだまだ、先行き不透明の流れは続きそうですが、この一年で市場がどのように変化していくのか見守っていきたいと思います。
↓東京証券取引所HP↓
最後まで、ありがとうございました。
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