こんにちは、FPのたけです。
やっと最近になりコロナウイルスの感染者数が減ってきましたが、またしてもオミクロン株という変異ウイルスが現れ、それが懸念され相場は少し下がっています。
投資家の心境としては、落ち着いて(むしろ買い増しのチャンスを伺いながら)客観的に相場を眺めている方も居れば、最近投資信託などを購入した方は評価額がマイナスになり不安な方もいらっしゃるのではないでしょうか。
2021年11月を月間ベースでみると、これまでコツコツ積み立てていた方も少し目減りしたかもしれません。
そこで今回のテーマは、過去の暴落時はどうだったか?について考察していきたいと思います。
当時の日本経済新聞を集めてきましたので、最後までお付き合い頂けますと嬉しい限りです!
【コロナショック時】
世界株安となりました。コロナショックの感染拡大によって世界規模で経済が大きく、そして急速に冷え込みました。日本の日経平均株価も2020年3月13日、1万7000円を割りました。現物で株式(国内海外問わず)などを保有していた方にとって、まさに冷や汗をかく展開が続く日々だったかもしれません。
当時の個人投資家の方々の状況を振り返れるインタビュー記事がありましたので一部ご紹介します。
・メーカー勤務会社員男性(50)
「20年くらい投資をしているが、東日本大震災の時と匹敵するくらいの暴落だ‥いつになったら終息するのか」と驚いた表情で話した。本来ならば五輪の経済効果を見込んでいたということだった模様。
・会社経営男性(70)
「暴落はこれからも加速するだろう。。国は対症療法ではなく、大胆な財政政策を実施しなければ、この局面は乗り切れないのではないか」とインタビューに答えた模様。
・証券会社勤務女性(28)
「これから更なる顧客対応に追われそうだ‥」と早足に会社へ向かう。
・年金受給者男性(67)
何年か前から、株主優待のある株を主に購入していたが、新型コロナウイルスの影響を見極めるために様子見している。「ここまで来るとどこまで下がるのかが予測できない。いち早く終息してほしい」との模様。
・個人投資家女性(61)
米国企業を中心に複数の銘柄に投資しているが「ここ連日の下げもそうだが、今日(2020年3月13日)の下がり方はすごいショック」と嘆いた口調で返答
みなさん『ここまで下がるとは‥』と共通して感じているようです。
結果として、このコロナショックは日米欧で全体の時価総額の1割を減らすことになり、世界経済に大打撃をもたらしました。
現に2020年の2月19日から3月23日にかけて市場は大混乱しましたが、米国の株式市場ではナスダック総合指数が約29%、S&P500は約33%の下げとなりました。
【リーマンショック時】
2008年9月頃です。投資家の方にはこのリーマンショックを経験をされた方も多くいらっしゃいそうですね。
筆者自身は経験していないため、今回のコロナショックが初めての相場の転換期でした。
アメリカの大手証券会社リーマン・ブラザーズが倒産したことにより、こちらも世界株安となりました。当時では、第4位の投資銀行だったとのことでした。
リーマンショックが起こる直前1週間前の新聞記事によると、リーマン・ブラザーズへの増資交渉が不調に終わったと報道されています。これを受け手金融への不安が一気に拡大し、リーマン株は約45%の下げとなったようです。約半分の市場価値になったと考えると非常に怖いですね。
ではなぜ暴落が恐ろしいのか?
突然予期しない時にやってくるため
いつ終わるのか先が見えないため
主にこの2点の要素が大きいのではないかと思います。
『リーマンショック』と『コロナショック』を例に挙げましたが、どちらも暴落が起きた直後からその後何ヶ月間は、下落相場が続いているのは紛れもない事実でしょう。
コロナショック時は、先が全く見えないほどの出来事であり(今回のコロナに関しては相場というよりも人類が初めての経験もあったでしょうが)市場を大底に落としますが、現状コロナ以前以上の水準に回復してきています。
セミナーの際に『赤ちゃんが成長するのと同じように世界は必ず成長していく』と聞いたことがあります(笑)
例えが凄かったので記憶に残っていますが、世界の技術が今後も発展していくことは間違いないことかとおもいます。
まとめ
今、積立てをコツコツしている方は正直不安な局面かもしれません。筆者ももちろん不安です。ですがそんな時こそ過去に目を向けてみる価値があるのかもしれないと感じています。
この部分は頭の片隅に入れて、楽しい投資ライフを送って頂ければ幸いです。
最後までご覧いただきありがとうございました。
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